自宅に空き巣に入られたときに対応する
概要
外出先から帰宅したところ、玄関や窓の破損、鍵の異常、室内の様子などから、空き巣などの侵入窃盗に遭った可能性があると気づいたときのためのページです。まず安全確保を最優先にし、そのうえで警察への通報、現場保存、被害品の整理、盗まれた物に応じた連絡・届出、鍵や窓の応急対応、保険への連絡までを、順を追って案内します。
このページで分かること
- 空き巣に気づいた直後に、まず何をすべきか
- 警察が確認するまで、何をしてはいけないか
- 警察へ何を伝えればよいか
- 盗まれた物をどう整理するか
- 盗まれた物ごとに、どこへ連絡・届出すればよいか
- 鍵や窓の応急対応の考え方
- 火災保険・家財保険を使う場合の流れ
- 被害の記録として残しておくべきこと
- 対応チェックリスト
- 個別の手続きを確認する相談先
対象読者
外出先から帰宅した際に、玄関や窓、室内の状態から、空き巣などの侵入窃盗に遭った、または侵入された可能性が高いと気づいた人が対象です。
次のような状態を含みます。
- 玄関や窓が壊されている
- 鍵が開いている、窓が割れているなど侵入の痕跡がある
- 室内が荒らされている
- 現金・通帳・カード・貴金属・パスポート・電子機器などが見当たらない
- 何が盗まれたか、まだ分からない
- 犯人がまだ家の中や周囲にいる可能性を否定できない
更新日
2026年9月8日
1. まず安全な場所へ離れて110番する
犯人がまだ家の中や周囲に残っている可能性は、否定できません。
- 玄関や窓の破損、鍵の異常に気づいても、家の中へ入って犯人を探さないでください。
- すでに室内に入ってしまっている場合は、不審な気配を感じたら、無理に確認を続けず、安全な場所へ離れてください。
- 犯人を探したり、追いかけたり、取り押さえようとしたりしないでください。
- けが人がいる場合や、火災・ガス漏れなど別の緊急の危険がある場合は、そちらの対応を先に行ってください。
- 安全な場所へ離れたら、110番へ通報してください。犯人がすでに立ち去ったように見えても、自分で室内を確認してからにせず、警察の案内を受けてください。
110番では、次のような内容を伝えます。
- 住所
- 侵入の状況(玄関・窓の破損状況など)
- 室内に入ったかどうか
- 犯人を見たかどうか
- けが人の有無
2. 警察が確認するまで、室内や侵入口をむやみに触らない
警察による現場確認・証拠確認が行われるため、警察が到着する前に、片付けや掃除、侵入口の修理を進めないようにします。
- 割れた窓、こじ開けられたドア、荒らされた引き出しなどは、危険を避けるためにやむを得ない場合を除き、触らないようにします。
- 散らかった室内を、警察の確認前に片付けないでください。
- 写真を撮る場合も、警察の現場確認を妨げない範囲にとどめ、警察の指示を優先してください。
ただし、「絶対に何にも触れてはいけない」という意味ではありません。けが、火災、漏水など、別の危険がある場合は、安全確保を優先してください。
3. 警察へ発見時の状況を伝える
警察の現場確認や事情聴取に協力し、分かる範囲で次のような内容を伝えます。
- 最後に異常がなかった時刻
- 帰宅した時刻
- 玄関・窓・室内の状態
- 自分が触ってしまった場所
- 犯人や不審者を見たかどうか
- 分かる範囲での盗難品
- 防犯カメラなどの有無
分からないことは、推測で埋めずに、分からないとそのまま伝えます。
4. 警察の確認後、盗まれた物を整理する
警察の現場確認が終わったあと、盗まれた物を整理します。次のような項目ごとに確認します。
- 現金
- キャッシュカード・通帳
- クレジットカード
- 印鑑
- パスポートなどの本人確認書類
- スマートフォン・パソコン
- 鍵
- 貴金属・高額品
- その他
金額、型番、製造番号、写真、購入記録などが分かれば記録しますが、分からないことを推測で埋めないようにします。
5. 盗まれた物に応じて利用停止・届出をする
盗まれた物の種類によって、連絡先や対応が異なります。それぞれについて、次のように進めます。
キャッシュカード・通帳など
警察への届出とあわせて、できるだけ早く取引銀行へ連絡します。連絡先や受付時間は銀行によって異なるため、取引銀行に確認してください。
クレジットカード
警察への届出とあわせて、発行会社へ速やかに連絡し、利用停止の手続きを行います。暗証番号などを第三者に知らせないようにしてください。補償の条件や手続きの期限は会社によって異なるため、発行会社に確認してください。
パスポート
まず警察署へ届出をしたうえで、都道府県の旅券申請窓口で紛失届の手続きに進みます。詳しい手続きは、旅券窓口の案内で確認してください。
スマートフォン
回線・端末・決済サービスなどの停止が必要になる場合があります。契約している通信事業者やサービスへの連絡方法は、別途確認してください。
鍵
合鍵が盗まれた可能性がある場合は、安全上、警察の現場確認後、できるだけ早く鍵の交換を検討します。
その他の本人確認書類
発行機関ごとに、再発行や悪用防止の手続きが異なります。発行元の窓口で確認してください。
なお、保険の請求や各種の再発行手続きでは、警察への届出を確認できる書類や番号が必要になる場合があります。必要なものは、警察や各手続き先に確認してください。
6. 鍵・窓などを応急的に直して再侵入を防ぐ
警察の現場確認が終わったあと、鍵や窓など、破損した箇所の応急対応に進みます。
- 玄関の鍵や窓、ガラスなど、破損している箇所を確認します。
- 施錠できない状態のまま放置しないようにします。
- 合鍵が盗まれた可能性がある場合は、できるだけ早く鍵の交換を検討します。
- 賃貸住宅に住んでいる場合は、管理会社や大家への連絡が必要になることがあります。
7. 火災保険・家財保険などを確認する
火災保険や家財保険などの契約がある場合は、警察への届出を済ませたうえで、保険会社や代理店へ事故の連絡をします。
- 写真、盗難品の一覧、修理の見積書などの提出を求められる場合があります。修理や処分を急ぐ前に、保険会社に何を保存しておくべきか確認してください。
- 補償の対象になるかどうか、免責の有無、必要書類などは契約ごとに異なります。契約内容は保険会社に確認してください。
被害届を出したからといって、必ず保険金が支払われるとは限りません。契約内容に沿って、保険会社に確認しながら進めてください。
8. 被害の記録をまとめる
これまでの対応について、次のような記録をまとめておきます。
- 盗難品の一覧
- 警察への届出日時
- 対応した警察署など
- 銀行・カード会社などへの連絡日時
- 修理前後の写真
- 見積書・領収書など
- 不正利用や不審な取引がないかの確認結果
9. 対応チェックリスト
10. 相談先
- 緊急時:110番
- 警察対応後の個別手続き:取引銀行、カード発行会社、旅券窓口、保険会社、(賃貸住宅の場合は)管理会社など
連絡先や受付時間は、金融機関・事業者・窓口ごとに異なります。詳しくは、それぞれの窓口に確認してください。