クレジットカードを紛失・盗難したときに対応する
概要
クレジットカードが見当たらない、または盗まれた可能性があるとき、最優先で行うべきことは、悪用を防ぐためにカード会社へ速やかに利用停止・紛失盗難の連絡をすることです。
この記事は、クレジットカードの紛失・盗難に気づいた読者が、カードの利用停止、警察への届出、利用明細の確認、補償の確認、再発行後の対応まで、順番に判断できるように案内します。
紛失・盗難の状況や、その後の不正利用の有無、加入しているカードの種類によって、確認すべき内容や手続きの詳細は異なります。この記事では、多くの読者に共通する基本的な行動の流れと、カード会社ごとに確認が必要な事項を区別して説明します。
個別の補償条件、再発行にかかる手数料や日数、家族カード・キャッシュカード一体型カードの扱いなど、カード会社によって差がある事項については、この記事だけで結論を出さず、契約しているカード会社への確認が必要です。
このページで分かること
- クレジットカードの紛失・盗難に気づいたときに最初に行うこと
- 一時的に見当たらない場合と、正式に紛失・盗難として手続きする場合の違い
- 警察への届出の考え方
- 利用明細の確認方法と、身に覚えのない利用があった場合の申告先
- 補償について確認しておくべき項目
- 再発行後に確認しておくべきこと
- 紛失・盗難したカードが後から見つかった場合の対応
- 海外でカードを紛失・盗難した場合の基本的な考え方
対象読者
- クレジットカードが見当たらず、紛失した可能性がある人
- クレジットカードを盗まれた可能性がある人
- すでに紛失・盗難が明らかで、何から行動すべきか分からない人
- 紛失・盗難後の不正利用や、再発行後の対応が不安な人
更新日
2026年9月12日
まずカード会社で利用停止・紛失盗難の手続きをする
クレジットカードの紛失・盗難に気づいたら、最初に行うのは、カード会社への連絡です。カードの悪用を防ぐため、探し続けるより先に連絡します。
- カードが見当たらないことに気づきます。
- カード会社の紛失・盗難窓口へ連絡します。
- カード会社の案内に従って、利用停止の手続きを行います。
まだ紛失したかどうか確定しておらず、身の回りを探している段階では、カード会社によっては「探している間だけ」利用できる一時停止の機能を用意している場合があります。ただし、一時停止はあくまで暫定的な対応であり、紛失・盗難の可能性が高い場合は、一時停止で済ませず、正式な紛失・盗難の手続きへ進みます。
- 一時的に見当たらないだけの可能性がある場合:カード会社に一時停止の機能があれば利用できます。ただし、長時間探し続けることを優先せず、紛失・盗難の可能性が高まった時点で正式な手続きへ進みます。
- 紛失したことが分かっている場合:カード会社へ連絡し、正式な紛失の手続きを行います。
- 盗まれた可能性がある場合:カード会社へ連絡し、正式な盗難の手続きを行います。
一時停止の具体的な条件や期間はカード会社によって異なるため、契約しているカード会社に確認してください。
警察へ届け出る
カード会社への連絡とは別に、警察への届出も行います。警察への届出は、カードの利用停止そのものを行うものではありません。カードを止めるための連絡は、必ずカード会社へ行ってください。
- 紛失した場合:警察へ遺失届を提出します。遺失届は紛失した事実を届け出るものであり、届出自体が紛失の証明や捜索の開始を意味するものではありません。
- 盗まれた可能性がある場合:状況に応じて警察へ被害の状況を申告します。必要な届出の種類や手続き方法は状況によって異なるため、警察の案内に従ってください。
どこで紛失したか分からない場合や、施設内で紛失した可能性がある場合の届出方法についても、警察の案内に従って確認してください。
利用明細を確認し、身に覚えのない利用があれば申告する
カード会社への連絡・警察への届出と合わせて、利用明細を確認します。
身に覚えのない利用があった場合は、放置せず、すぐにカード会社へ連絡して申告します。申告が遅れることは、その後の補償や調査手続きに影響する可能性があるため、気づいた時点ですぐに連絡してください。
補償について確認する
紛失・盗難による不正利用について、多くのカード会社には会員向けの補償制度があります。ただし、補償が適用される条件はカード会社ごとに異なります。次の項目について、契約しているカード会社に確認してください。
- 対象期間:補償の対象となる期間
- 除外条件:補償の対象外となる利用や状況
- 必要な届出:警察への届出など、補償の条件として必要になる届出
- 必要な書類:補償の申請に必要となる書類
補償の対象期間や除外条件は、カード会社によって異なります。この記事では特定の日数や条件を一律の基準として示さず、確認すべき項目として整理しています。契約しているカード会社の案内で、実際の適用条件を確認してください。
再発行後に確認すること
正式な紛失・盗難の手続きを行った後は、カード会社の案内に従って再発行の要否や手続きを確認します。再発行された場合は、カード番号やセキュリティコードが変更されることがあります。
再発行後は、次の事項について、変更や再登録が必要かどうかをカード会社・各サービスに確認してください。
引き継がれる範囲はカード会社・カードの種類によって異なります。すべてのサービスが自動的に引き継がれるとは限らないため、再発行後は利用しているサービスごとに確認してください。
カードが見つかったときの対応
正式な紛失・盗難の手続きを行った後にカードが見つかっても、そのカードを自己判断で使用しないでください。手続き後は、見つかったカードがすでに利用できなくなっている場合があります。使用する前に、カード会社の案内に従って確認してください。
海外で紛失・盗難した場合
海外でクレジットカードを紛失・盗難した場合も、対応の基本は国内と同じです。カード会社の海外向けの窓口へ連絡し、案内に従って手続きを進めてください。
状況によっては、現地の警察への届出が必要になる場合があります。緊急時のカード発行など、海外向けのサービス内容はカード会社・カードの種類によって異なるため、契約しているカード会社に確認してください。
チェックリスト
相談先
- カード発行会社の紛失・盗難窓口:カードの利用停止、紛失・盗難の手続き、不正利用の申告、補償の確認、再発行の手続きを行います。
- 警察:遺失届の提出、盗難の被害状況の申告を行います。
公式リンク
- 日本クレジット協会「クレジットのトラブル回避術」:紛失・盗難時に、警察への届出とカード会社への連絡を速やかに行うという共通の初動と、補償条件にカード会社ごとの差があることを確認できます。実際の利用停止・再発行・補償手続きは、契約しているカード発行会社の公式な紛失・盗難窓口で確認してください。
- 警察庁 遺失届情報サイト:遺失届の提出方法や、クレジットカードを落とした場合に発行元へ利用停止等を連絡する必要があることを確認できます。
- 消費者庁「クレジットカードの不正利用にご注意ください!」:利用明細を確認し、身に覚えのない請求があった場合にカード会社へすぐ連絡するという注意事項を確認できます。