警察相談専用電話(#9110)に相談する
概要
警察相談専用電話(#9110)は、緊急の対応を必要としない警察への相談を受け付ける全国共通の短縮ダイヤルです。「犯罪に当たるかどうか分からない」「不安や困りごとがあるが、警察に相談してよいのか迷っている」といった段階でも利用できます。
今まさに事件・事故が起きている、危険が続いているなど、緊急の対応が必要な場合は、#9110ではなく110番を使います。
#9110は発信地を管轄する都道府県警察等の窓口へつながる仕組みで、受付時間や夜間・休日の対応方法、代替の連絡先などは地域によって異なります。このページでは、#9110を使うかどうかの判断から、かけ方、つながらないときの対処、相談後に起こり得ることまでを順に確認します。
このページで分かること
- #9110がどのような役割を持つ電話番号か
- #9110でどのような内容を相談できるか
- 110番と#9110をどう使い分けるか
- #9110へどのようにかければよいか
- #9110につながらない場合にどうすればよいか
- 受付時間をどのように考えればよいか
- 相談前後にどのような流れになるか
- 地域差のある事項をどこで確認すればよいか
対象読者
- 警察に相談したいが、110番するほど緊急な状況か判断できない人
- 犯罪に当たるか分からないが、不安や困りごとがある人
- ストーカー、DV、悪質商法、詐欺が疑われる連絡など、安全に関する不安を相談したい人
- #9110の使い方、受付時間、接続先を知りたい人
- #9110につながらず、別の相談方法を知りたい人
更新日
更新日:2026年9月5日
最初に確認すること
- 今すぐ警察の対応が必要な状況かどうか
- 現在進行中の危険がないかどうか
- 相談したい内容が、緊急ではない警察への相談として扱えるかどうか
- 今使っている電話で#9110が利用できるかどうか
- 自分の地域の受付時間を確認しておく必要があるかどうか
- 相談したい内容を簡単に整理できているかどうか
#9110で相談できること
#9110は、警察に対する非緊急の相談全般を受け付ける窓口です。犯罪に当たるかどうかがはっきりしない段階でも利用できます。
相談例としては、ストーカー、配偶者からの暴力(DV)、悪質商法、詐欺が疑われる連絡などが挙げられますが、これらはあくまで例であり、#9110が相談できる範囲をこれらの内容だけに限定するものではありません。
「これは警察に相談するようなことだろうか」と迷っている段階そのものが、#9110を使う理由になります。犯罪と確定していなくても、不安や困りごとについて相談することができます。
110番と#9110の使い分け
緊急かどうかで、かける番号が変わります。迷った場合は、まず自分の状況が緊急かどうかを確認してください。
| 比較軸 | 110番 | #9110(警察相談専用電話) |
|---|---|---|
| 用途 | 緊急の事件・事故への対応を求めるための番号 | 緊急の対応を必要としない警察への相談全般のための番号 |
| 緊急性 | 緊急性がある場合に使う | 緊急性がない場合に使う |
| 典型的な場面 | 今まさに事件・事故が起きている、危険が続いている | 犯罪に当たるか分からない、不安や困りごとを相談したい |
| 接続先の役割 | 事件・事故への緊急対応を受け付ける | 発信地を管轄する都道府県警察等の総合相談窓口につながる |
| 現場への緊急対応 | 必要に応じて現場への対応につながる | 現場への緊急対応を前提とした窓口ではない |
| 迷ったときの考え方 | 危険が続いている、今すぐの対応が必要と感じたら110番 | 緊急ではないが相談したいと感じたら#9110 |
| 現在進行中の事件・事故 | 110番を使う | #9110の対象ではない |
| 非緊急の困りごと・相談 | 110番の対象ではない | #9110を使う |
緊急の状況では、最初から110番を使ってください。#9110へ相談したあとに110番へ回してもらう、という手順を前提にしたものではありません。
#9110へのかけ方
- 相談したい内容が緊急ではないことを確認する
- 電話から#9110をダイヤルする
- 発信地域を管轄する警察の相談窓口へ接続される
- 相談したい内容を伝える
- 案内や助言、次に行うことを確認する
#9110につながらないとき
次のような場合、#9110が利用できない、または意図した窓口につながらないことがあります。
- 固定電話がダイヤル回線である場合
- 一部のIP電話を利用している場合
- 携帯電話の受信基地局の関係で、別の都道府県警察の窓口につながった場合
- その他の理由で接続できない場合
このような場合は、次のいずれかを利用できます。
- 相談したい都道府県警察の一般相談番号へ直接かける
- 最寄りの警察署へ相談する
受付時間
#9110の受付時間は、都道府県警察ごとに異なります。
警察庁の資料では平日8:30~17:15が目安として示されていますが、この時間帯が全国一律の受付時間というわけではありません。
土日祝日や夜間は、当直または音声案内などによる対応となる場合があります。一部の都道府県警察では24時間の受付体制が取られていますが、これも全国共通の対応ではありません。
実際に相談する予定の地域における受付時間や夜間・休日の対応方法は、その地域の警察の公式な案内で確認してください。
相談前に整理しておくこと
電話で話しやすくするために、次のような内容を簡単に整理しておくと役立ちます。ただし、これらをすべて用意しなければ相談できない、という意味ではありません。
- 何が起きているか
- いつ・どこで起きたか
- 相手が分かる場合は、相手に関する情報
- 現在の状況や、危険がないかどうか
- これまでの経過
- 手元にあるメッセージ・記録・資料などの有無
相談の流れ
- #9110へ電話する
- 相談したい内容を説明する
- 状況について必要な事項を確認される
- 相談内容に応じた助言や案内を受ける
- 必要に応じて、関係部署や警察署などへつながる
- 次に自分が行うことを確認する
この流れは一般的な進み方の例であり、個別の相談で必ずこの順序どおりになるとは限りません。
相談した後に起こり得ること
相談の内容に応じて、次のようなことにつながる場合があります。
- 状況に応じた助言を受ける
- 必要な相談先の案内を受ける
- 関係部署との連携が行われる
- 警察署などでの相談を案内される
- 相手方への警告などにつながる場合がある
- 捜査や検挙などにつながる場合がある
これらは相談後に起こり得ることであり、相談すれば必ずこの対応になる、という保証を示すものではありません。個別の状況によって対応は異なります。
地域によって確認が必要なこと
次の事項は地域によって異なるため、実際に相談する地域の公式な案内で確認してください。
- 自分の都道府県警察における#9110の受付時間
- 土日祝日・夜間に、人が対応するのか、当直や音声案内での対応になるのか
- #9110が利用できない場合の、その地域の一般相談番号
- 相談したい内容に対応する専門の相談窓口があるかどうか
- 電話以外の相談方法があるかどうか
相談先
- 主な相談先:警察相談専用電話(#9110)
- 代替の相談先:各都道府県警察の一般相談番号、または最寄りの警察署
- 緊急の場合:110番
公式リンク
注意点
- 緊急の事件・事故、進行中の危険がある場合は110番を使う
- #9110は緊急の通報のための番号ではない
- #9110の受付時間には地域差がある
- 夜間・休日は、当直や音声案内など、地域によって対応方法が異なる場合がある
- 固定電話がダイヤル回線の場合、#9110は利用できない
- 一部のIP電話でも#9110は利用できない場合がある
- #9110の利用には通常の通話料金がかかる
- 携帯電話では、受信基地局の関係で別の都道府県警察の窓口につながる場合がある
- 相談した結果は、個別の状況によって異なる
- 相談したからといって、警告や捜査、検挙が保証されるわけではない
- 相談前の整理事項が揃っていなくても、揃うまで相談できないと考える必要はない
- 相談内容によっては、個別の専門相談窓口の利用が適している場合がある
よくある間違い
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誤り:緊急の事件・事故が起きているときに#9110へかけてしまう 正しい考え方:緊急の対応が必要な場合は、最初から110番を使う
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誤り:#9110を緊急通報用の番号だと思い込む 正しい考え方:#9110は緊急の対応を必要としない相談のための番号である
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誤り:#9110の受付時間はどの地域でも同じだと思い込む 正しい考え方:受付時間は都道府県警察ごとに異なるため、自分の地域で確認する
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誤り:夜間・休日は#9110が全くつながらないと思い込む 正しい考え方:地域によっては当直や音声案内などによる対応がある
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誤り:ダイヤル回線からでも#9110に必ずつながると思い込む 正しい考え方:ダイヤル回線では#9110を利用できない場合がある
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誤り:どのIP電話からでも#9110に必ずつながると思い込む 正しい考え方:一部のIP電話では#9110を利用できない場合がある
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誤り:#9110は無料通話だと思い込む 正しい考え方:#9110の利用には通常の通話料金がかかる
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誤り:携帯電話からかければ必ず自分の都道府県の窓口につながると思い込む 正しい考え方:受信基地局の関係で、別の都道府県警察の窓口につながる場合がある
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誤り:相談すれば必ず同じ対応になると思い込む 正しい考え方:相談した結果は個別の状況によって異なる
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誤り:相談すれば必ず警告や捜査、検挙につながると思い込む 正しい考え方:これらは起こり得ることであり、保証されるものではない
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誤り:相談前の整理事項が揃っていないと相談できないと思い込む 正しい考え方:整理事項が揃っていなくても相談できる
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誤り:どのような内容でも#9110だけで完結すると思い込む 正しい考え方:内容によっては、個別の専門相談窓口の利用が適している場合がある