警察へ110番通報する

概要

110番は、事件や事故が起きたときに警察官へすぐ現場に来てほしい場合に使う緊急通報です。電話をかけると係員が順番に質問するので、すべてを整理してから話す必要はなく、分かる範囲で一つずつ答えれば通報を進められます。この記事では、110番を使う場面の見分け方から、電話のかけ方、聞かれる内容への答え方、通報後の行動、つながらないときの対応までを案内します。

このページで分かること

  • 110番を使う場面と、緊急でない相談との違い
  • 危険が続いているときにまず行うこと
  • 110番への電話のかけ方
  • 通報時に係員から聞かれる主な内容
  • 住所が分からないときの場所の伝え方
  • 通報した後にすること
  • 110番につながらないときの対応
  • 音声での通報が難しいときに使える手段

対象読者

  • 事件や事故が起き、警察官にすぐ現場へ来てほしい人
  • 犯罪被害や事故を目撃した人
  • 進行中または発生直後の危険・被害を警察へ知らせたい人
  • 110番したいが、何を伝えればよいか分からない人

更新日

2026年9月7日

まず確認:110番を使うのはどんなときか

110番は、警察官にすぐ現場へ来てほしい事件・事故のときに使う緊急通報です。今起きている、またはたった今起きたばかりの犯罪や事故、けが人が出ている状況などが対象になります。

一方、緊急性のない相談や悩みごと、困りごとは110番の対象ではなく、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」を利用します。緊急かどうか自分で判断しにくい場合も、危険が迫っている、けが人がいるなど「今すぐ来てほしい」状況であれば、ためらわず110番へ電話してください。

危険が続いているときは、まず安全を確保する

犯人が近くにいる、危険な状況が続いているなど、身の安全にかかわる場合は、通報の準備よりも先に安全な場所へ移動することを優先してください。

犯人へ近づく、追いかける、取り押さえようとするなどの行動は必要ありません。安全な場所に移動できたら、そこから110番へ電話します。警察が到着したあと、係員や警察官から指示があれば、それに従ってください。

110番へ電話する

安全を確保できたら、110番へ電話します。電話機で「110」と入力して発信します。

伝える内容を事前にすべて整理してから電話をかける必要はありません。電話がつながると、係員が必要な内容を一つずつ質問してくれるので、分かる範囲で答えていけば大丈夫です。

110番で聞かれる主なこと

110番に電話がつながると、係員が状況を把握するために、主に次のような内容を順番に質問します。すべてを覚えておく必要はなく、分からないことは「分からない」と答えて構いません。分からない内容を推測して答える必要もありません。

何があったか

今どのようなことが起きているか、または起きたかを伝えます。

いつ起きたか

今起きているのか、少し前に起きたことなのかを伝えます。正確な時刻が分からない場合は、おおよそで構いません。

どこで起きたか

場所を伝えます。住所が分かる場合は住所を、分からない場合は近くの目印などを伝えます(具体的な伝え方は次の見出しで説明します)。

被害やけが人の状況

けがをした人がいるかどうか、被害の内容などを伝えます。

犯人・車両などの特徴

犯人や不審な車両などを見た場合に伝える内容です(詳しくは後述します)。見ていない場合や覚えていない場合は、無理に答える必要はありません。

あなたの情報

通報者自身の名前や連絡先などを聞かれることがあります。答えられる範囲で伝えてください。

場所が分からないときの伝え方

住所が分かる場合は、そのまま住所を伝えます。

住所が分からない場合でも、近くの店舗、駅、目立つ建物、交差点、建物の階数など、場所を特定する手掛かりになる情報を伝えれば、係員が場所を把握する助けになります。

「住所が分からないと通報できない」ということはありません。周囲に見える目印など、分かる範囲の情報を伝えてください。

通報した後にすること

通報が終わったら、警察から指示があった場合はその指示に従ってください。

その場に警察官が到着するまで待つよう案内されることもあります。折り返しの連絡が必要になる場合もあるため、可能であれば、警察からの連絡に対応できる状態を保ってください。

110番につながらないとき

災害や停電、通信障害などにより、110番に電話がつながらない場合があります。その場合は、次のような別の手段を試してください。

  • 周囲の人に助けを求める
  • 自分の携帯電話とは別のキャリアの携帯電話を借りる
  • 近くの固定電話を使う
  • 公衆電話を使う

同じ端末で何度もかけ直すことだけにこだわらず、周囲の人に協力を求めることも有効な対応です。

音声での110番通報が難しいとき

聴覚に障害がある場合など、音声での110番通報が難しい人向けに、警察庁の「110番アプリシステム」があります。スマートフォンなどから文字や画像で警察へ通報できる仕組みです。

このアプリを使うには、事前にダウンロードして登録しておく必要があります。また、インターネット回線の状況などによっては利用できない場合があります。音声で110番通報ができる人は、通常どおり音声での110番通報を利用してください。

緊急でない相談は#9110などを利用する

生活の安全にかかわる悩みごとや困りごとなど、警察官にすぐ現場へ来てほしいわけではない相談は、110番ではなく、最寄りの警察署または警察相談専用電話「#9110」を利用します。

チェックリスト

すべての項目がそろっていなくても、110番通報を始めることが優先されます。分かる範囲で答えながら、係員とのやり取りを進めてください。

相談先

  • 緊急の事件・事故:110番
  • 緊急でない警察相談:#9110、または最寄りの警察署

公式リンク