携帯電話・スマートフォンを紛失・盗難したときに対応する

概要

外出先で携帯電話・スマートフォンが見当たらなくなった場合や、盗難に遭った可能性がある場合、何から手をつければよいか分からず不安になります。

この記事は、端末を探す余地と第三者による不正利用の防止を両立しながら、契約先や端末の状況に応じて、必要な回線停止・警察への届出・アカウント保護へ進められる状態にすることを目的とします。

端末を探す・保護する対応と、回線を止める対応の順序は、契約している携帯電話会社や端末の状態によって異なります。回線停止前に「探す」機能の利用を案内している会社がある一方、紛失・盗難に気づいたら回線停止を先に案内している会社もあります。この記事では、契約先の最新案内と端末の探索可否を確認しながら、必要な対応へ進めるよう整理します。

キャリアの固定電話番号や受付時間、個別の決済サービスの停止手順など、変わりやすく事業者ごとに異なる情報は、この記事では扱いません。契約先や利用サービスへ直接確認する内容として案内します。

このページで分かること

  • 気づいた直後に何を確認し、何をすればよいか
  • 置き忘れ・外出先での紛失・盗難が疑われる場合で、対応がどう変わるか
  • iPhoneとAndroidそれぞれの端末を探す・保護する方法
  • 携帯電話会社への回線停止を、どのタイミングで行うか
  • 警察への遺失届と、盗難が疑われる場合の相談の違い
  • アカウントや決済サービスについて確認すべきこと
  • 端末が見つからない場合に進める手続き
  • 端末が見つかった場合に確認すること

対象読者

  • 外出先や移動中に携帯電話・スマートフォンを紛失した人
  • 盗難に遭った可能性がある人
  • 自宅や施設内で見当たらず、紛失か置き忘れか判断できない人
  • iPhoneまたはAndroidスマートフォンを利用している人
  • 従来型携帯電話等で遠隔探索機能を利用できない人

更新日

更新日:2026年9月19日

最初にやること

別の端末やパソコンが使えるなら、まず次の2点を確認します。

  1. 契約している携帯電話会社の「紛失・盗難」案内
  2. iPhoneの「探す」やAndroidのFind Hubなど、端末を探す・保護する機能が使えるか

回線停止と端末探索の順序は一律ではありません。契約先が回線停止を先に案内している場合は、その案内に従います。回線停止で「探す」機能等が利用できなくなると案内されている場合は、可能な範囲で位置確認・遠隔ロックを先に行い、その後速やかに回線停止へ進みます。

盗難の疑いが強い場合や、位置情報が知らない場所を示す場合は、自分で取り戻しに行きません。

状況別:置き忘れの可能性/外出先で紛失/盗難が疑われる

同じ「見当たらない」状況でも、置き忘れの可能性が高いか、外出先で紛失したか、盗難が疑われるかによって、最初に取る行動が変わります。

家や直前に立ち寄った施設内など、近くにある可能性が高い場合

別の端末やWebから位置確認・音を鳴らす機能を試します。直前に立ち寄った施設で落とした可能性がある場合は、その施設にも問い合わせます。

すぐに見つからない場合は、次の「端末を探してロックする」に進みます。

外出先で紛失し、場所が分からない場合

別の端末やパソコンから、契約先の「紛失・盗難」案内と、iPhoneの「探す」/AndroidのFind Hub等を確認します。

契約先が回線停止を先に案内している場合は、先に停止します。回線停止前に「探す」機能を利用するよう案内されている場合は、可能な範囲で位置確認・遠隔保護を行い、その後速やかに回線停止へ進みます。

盗難が疑われる場合、または知らない場所に位置が表示される場合

自分で取り戻しに行かず、警察へ相談します。別の端末から可能な端末保護を行うとともに、契約先の紛失・盗難案内に従って回線停止を進め、第三者利用を防ぎます。

端末を探してロックする

  • iPhoneの場合:Appleの「探す」アプリ、またはWebブラウザからiCloud.com/findにアクセスし、端末の位置確認、音を鳴らす、紛失としてマークする、といった対応ができます。
  • Androidの場合:Find Hubを使って、位置の特定、端末の保護、データの消去等ができます。

従来型携帯電話や、これらの機能を設定していない端末では、これらの方法を利用できない場合があります。

位置を確認できたことは、その場所へ安全に回収に行けることを意味しません。特に知らない場所に表示された場合は、自分で取りに行かず、後述する「警察へ届ける・相談する」に従ってください。

iPhoneを紛失としてマークすると、端末がロックされ、Apple Payに登録されたカードやパスが使用停止になります。

盗難が疑われる場合、Appleは「探す」から端末を削除しないよう案内しています。「探す」から削除するとアクティベーションロックが解除され、第三者が端末を消去して再利用・再販売しやすくなるためです。この「探すから削除する」操作と、データを消去する操作は別のものです。両者を混同しないよう注意してください。

回線を止める

携帯電話会社への回線停止は、第三者による通話・通信等の不正利用を防ぐための重要な対応です。警察庁も、携帯電話を落とした場合は携帯電話会社へ速やかに連絡し、利用停止等の手続きを行うよう案内しています。

ただし、端末の探索・遠隔ロックと回線停止の順序は、すべての契約先で同じではありません。たとえば、auは回線停止前に端末の「探す」機能を利用するよう案内しており、ソフトバンクもiPhoneでは回線停止前に「iPhoneを探す」を利用するよう案内しています。一方、楽天モバイルは紛失・盗難に気づいた場合、まず回線の利用を停止するよう案内しています。

そのため、次のように判断します。

  • 契約先が回線停止を先に案内している場合:その案内に従って回線を停止します。
  • 回線停止前に「探す」機能を利用するよう案内されている場合:可能な範囲で位置確認・遠隔ロックを行い、その後速やかに回線を停止します。
  • 遠隔探索が使えない、または契約先の案内をすぐ確認できない場合:回線停止を不必要に遅らせず、契約先へ連絡して利用停止を進めます。

具体的な連絡手段(電話・Web・店頭等)、本人確認の方法、停止後の影響は、契約している携帯電話会社によって異なります。契約先の最新案内を確認してください。

警察へ届ける・相談する

紛失した場合と、盗難が疑われる場合とでは、警察への案内内容が異なります。

  • 紛失の場合:遺失届を提出します。遺失届は、早めに提出することが推奨されており、届出内容と、警察が把握している拾得物の情報が照合されます。ただし、遺失届の提出そのものが、警察による捜索を開始する手続きではありません。
  • 盗難の疑いがある場合、または危険を感じる場合:警察へ相談します。自分で取り戻しに行かず、まず相談することを優先します。

遺失届は、一部の都道府県でオンライン提出に対応していますが、対応状況には地域差があります。急ぐ場合は、最寄りの警察署・交番へ直接届け出てください。

直前に立ち寄った施設内で落とした可能性が高い場合は、警察への届出とあわせて、その施設への問い合わせも行います。

アカウント・決済を確認する

iPhoneを紛失としてマークする、またはAndroidでFind Hubから端末を保護すると、端末側の不正利用リスクはある程度抑えられます。ただし、これだけですべてのサービスの安全が確保されるとは限りません。

次のいずれかに当てはまる場合は、Apple AccountやGoogleアカウント等、主要なアカウントのパスワード変更を優先してください。

  • 端末に画面ロックを設定していなかった場合
  • 遠隔保護の機能が利用できなかった場合
  • 画面ロックのパスコードを他人に知られた可能性がある場合
  • 身に覚えのないログイン通知等、不審な動きに気づいた場合

決済サービスについては、一律にすべてを停止するよう案内するものではありません。OS側の紛失保護によって一部のカードやパスが自動的に使用停止になる場合がありますが、対応はサービスによって異なります。自分が利用している決済・金融サービスについて、紛失・盗難時の対応方法を、それぞれのサービス提供者に確認してください。

見つからない場合にすること

端末が見つからない状態が続く場合は、次を契約先・提供元へ確認しながら進めます。

  • SIM/eSIMの再発行:再発行の方法、費用、旧SIMの利用停止のタイミング、開通方法は、契約している携帯電話会社やSIMの種類によって異なります。
  • 端末交換・補償の利用:補償に加入しているか、届出番号など必要な情報、申請期限、端末を削除してはいけない場合があるかどうかを、キャリア・メーカー・保険提供者に確認します。
  • 遠隔消去の検討:端末が戻る見込みが低く、情報保護を優先したい場合に検討します。データの消去は、早い段階で行う対応ではありません。

Androidでは、データを消去すると、その後Find Hubで位置を特定できなくなります。iPhoneについては、Appleが盗難時に「探す」から端末を削除しないよう案内しており、データの「消去」と「探すから削除する」操作は別のものとして扱われています。この違いを混同しないでください。

見つかった場合にすること

  1. その端末が自分のものであること、および画面ロックの解除方法や見た目に異常がないかを確認します。
  2. 身に覚えのない設定変更、決済、ログイン通知等がないか確認します。
  3. 紛失モードや遠隔ロックを解除します。
  4. 回線を停止していた場合は、契約先の正規の手続きで利用を再開します。

期限・いつまでに

この記事のテーマには、全国一律の法定期限があるわけではありません。

読者が気にする時間の目安は、次のように整理できます。

  • 気づいた直後:別の端末やパソコンから、契約先の紛失・盗難案内と端末の「探す」機能を確認し、契約先の案内に応じて回線停止または位置確認・遠隔保護を速やかに行います。
  • 見つからない、または盗難が疑われると判断した時点:まだ行っていない回線停止・端末保護を進め、警察への届出・相談へ進みます。
  • 見つからない状態が続く場合:SIM/eSIMの再発行、端末交換、補償、アカウント保護、遠隔消去の要否を確認します。

警察庁は遺失届について「早めの提出」を案内していますが、「当日中」「24時間以内」といった具体的な期限を定めているわけではありません。この記事でも、そうした独自の時間目安は設けません。

相談先

  • 契約している携帯電話会社(回線の一時停止、SIM/eSIMの再発行等)
  • 最寄りの警察署・交番(遺失届、盗難の相談)
  • 利用している決済・金融サービスの提供者(各サービスの紛失・盗難時対応)
  • 直前に立ち寄った施設(施設内で落とした可能性がある場合)

公式リンク

注意点

  • 回線停止と端末探索の順序は一律ではありません。契約先の最新の紛失・盗難案内と、端末の「探す」機能が利用できるかを確認して判断してください。
  • 盗難が疑われる場合、位置情報を頼りに自分で端末を取りに行くことは避けてください。
  • 遺失届の提出は、警察による捜索を開始する手続きではありません。
  • 決済サービスの停止要否は、サービスごとに異なります。「必ずすべて停止する」といった一律の対応は、この記事では案内していません。
  • データの「消去」と、Appleの「探すから削除する」操作は別のものです。混同すると、その後の位置確認や保護ができなくなる場合があります。
  • キャリアの電話番号や受付時間は変わりやすいため、この記事には掲載していません。契約先の最新の案内を確認してください。

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