入院が決まったときに準備する
概要
入院が決まったら、まず病院から渡された入院案内・予約票・説明書を確認することが最初の一歩です。
入院手続きの書類、生活用品、費用の取扱いは病院によって異なります。この記事では、入院が決まってから入院当日までに確認・準備しておくことを、一般的な順番として整理しています。病院から渡された個別の案内がある場合は、その案内を優先してください。
このページで分かること
- 入院が決まったら最初に確認すること
- 入院手続きの書類、薬、生活用品をどう準備するか
- 費用面で事前に確認しておくこと
- 入院当日までに何を済ませておけばよいか
対象読者
- 医師から入院が必要と説明され、入院日または入院予定が決まった人
- 家族等の入院準備を手伝う人
- 初めての入院で、何から準備すればよいか分からない人
緊急入院の場合は、この記事の対象には含まれません。
更新日
2026年9月11日
最初にやること
病院から渡された入院案内・予約票を開き、入院日時・受付場所・連絡先を確認してください。
この記事は一般的な準備の流れを示すものであり、病院から渡された案内を置き換えるものではありません。入院日までに確認する内容や持ち物は、病院の案内を基準に判断してください。
入院日までに確認すること
入院案内・予約票を確認する際は、次の点を軸に確認してください。
- 入院日、集合時刻
- 受付場所
- 必要書類
- 病棟・診療科からの個別の指示
- 入院日に遅れる・行けない場合の連絡先
- 寝衣やタオル等のレンタル品の有無
- 持込が禁止されているもの
これらは病院ごとに異なるため、記載内容が案内と異なる場合は、病院の案内を優先してください。
入院手続きに必要なもの
入院手続きで求められる書類や証明書は、病院ごとに異なります。次は入院準備で確認対象になり得る代表例です。そのまま全国共通の一覧として使わず、入院予定の病院の案内で必要なものを確認してください。
- マイナ保険証・資格確認書等
- 診察券
- 入院申込書・誓約書等
- 各種医療証・受給者証等
- 病院から個別に指定された書類
印鑑、保証人、保証金の要否は病院によって異なります。必要かどうかは、病院からの案内で確認してください。
薬・お薬手帳を準備する
薬に関する準備は、安全に関わるため独立して整理します。
- 現在使用している薬を病院へ伝えられるように準備してください。処方薬だけでなく、市販薬も含めて確認してください。サプリメント等を使用している場合も、病院の案内に従って申告・持参の要否を確認してください。
- お薬手帳や薬の説明書等があれば、入院時に持参してください。
- 薬を自己判断で中止したり、量を増減したりしないでください。
- 手術や検査の前に薬を休む必要があるかどうかは、病院・医師・薬剤師からの個別の指示に従ってください。
入院生活の持ち物を準備する
入院生活で使う持ち物は、病院差が大きい項目です。まとめて「一般的な入院の持ち物一覧」として準備するのではなく、病院の案内で不足しているものだけを確認・準備する進め方が適しています。
確認しておきたい持ち物の候補は次のとおりです。
- 寝衣・下着
- タオル類
- 洗面用品
- 滑りにくい履物
- 眼鏡・補聴器・義歯等
- イヤホン等
- マスク等
次の点もあわせて確認してください。
- 寝衣やタオル等をレンタルできる場合、持参する量を減らせることがあります。内容や料金、申込方法は病院へ確認してください。
- 電気製品や、持込が制限されているものについては、病院のルールを確認してください。
- 現金や貴重品は、必要最小限にとどめてください。
費用で事前に確認すること
- 高額療養費制度により、保険診療分の窓口での支払いを、月ごとの自己負担限度額までに抑えられる場合があります。
- マイナ保険証を利用できる場合、限度額適用認定証等がなくても、窓口での支払いが自己負担限度額を超えない取扱いが受けられることがあります。
- マイナ保険証を利用しない、または利用できない場合は、限度額適用認定証等の取得が必要かどうかを、加入している医療保険者や病院の窓口で確認してください。
- 入院時の食事負担や差額ベッド代等は、高額療養費制度の自己負担限度額の対象には含まれません。
- 病院独自の保証金やレンタル料等がある場合は、病院へ直接確認してください。
状況別に追加で確認すること
次のいずれかに当てはまる場合は、上記に加えて確認しておきたい点があります。
手術・検査がある場合
病院から渡される手術・検査前の説明書を確認してください。食事や薬に関する制限は、病院・医師からの個別の指示に従ってください。
服用中の薬や注射薬がある場合
薬・お薬手帳・薬の説明書等を準備し、市販薬も含めて現在使っている薬を病院へ伝えられるようにしてください。サプリメント等を使用している場合は、病院の案内に従って申告・持参の要否を確認してください。自己判断で中止・増減しないでください。
寝衣等のレンタルを利用する場合
内容、料金、申込方法を病院に確認してください。
高額な医療費が見込まれる場合
マイナ保険証の利用可否や限度額適用認定証等の要否を、病院や加入している医療保険者に確認してください。
このほか、診療科や入院形態によっては、上記以外の個別の指示がある場合があります。その場合は、病院からの案内を優先してください。
入院当日の流れ
入院当日の一般的な流れは、次のとおりです。
- 病院が指定した時刻・場所へ行く
- 入院受付で、指定された書類を提出する
- 病棟等で、薬・持ち物・医療情報を確認してもらう
- 病院・病棟から入院中の説明を受ける
具体的な手順は病院によって異なるため、詳細は病院の案内に従ってください。
入院当日に行けない場合や、遅れる場合は、病院へ連絡してください。
期限・いつまでに
入院準備について、全国一律の締切は確認できませんでした。病院から入院準備の期限が個別に指定されている場合は、その指定を優先してください。
入院が決まったら早めに
- 入院案内・予約票を確認する
- 入院日、集合時刻、受付場所、連絡先を確認する
- 必要書類と費用面の確認を始める
入院日前までに
- 必要書類に記入する
- 薬・お薬手帳等を準備する
- 生活用品を準備する
- 手術・検査等の個別の指示を確認する
- 限度額関係で必要な手続きがあれば済ませる
入院当日
- 病院が指定した時刻・場所へ行く
- 指定された書類・薬・持ち物を持参する
入院日に行けない、または遅れる場合
- 病院へ連絡する
相談先
- 入院予定の病院の入退院窓口・患者サポート窓口等(入院手続き、持ち物、費用に関する相談)
- 担当医・看護師・薬剤師(服薬、手術・検査前の食事や服薬に関する相談)
- 加入している医療保険者(限度額適用認定証等、高額療養費に関する相談)
具体的な問い合わせ先は、入院予定病院の案内で確認してください。
公式リンク
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」(高額療養費制度の窓口負担軽減の仕組みを確認できます)
- 厚生労働省「マイナンバーカードの健康保険証利用のメリット」(マイナ保険証利用時の限度額情報提供の仕組みを確認できます)
- PMDA「医師から処方されたくすりを使用する場合の注意」(薬の自己判断での中止・増減に関する注意を確認できます)
注意点
- 病院から渡された個別の指示は、この記事の一般的な説明より優先してください。
- 薬は自己判断で中止したり、増減したりしないでください。
- 手術や検査の前の飲食・服薬の制限は、病院ごと・患者ごとに異なります。「何時から絶食」のような一般的な時刻は、この記事では扱っていません。個別の指示を確認してください。
- 現金や多額の貴重品は持参しないようにしてください。
- 電気製品や持込が制限されているものについては、病院のルールを確認してください。