エアコンが故障したときに対応する

概要

家庭用エアコンが動かない、冷えない・暖まらない、水漏れや異音・異臭、エラー表示などが起きたとき、この記事はまず何を確認し、どこへ相談すればよいかを案内します。故障の原因を特定する記事ではなく、危険な状態を避け、安全に確認できる範囲だけを確認したうえで、適切な連絡先へつなげることを目的としています。持ち家・賃貸住宅のどちらの場合も対象です。

このページで分かること

  • 危険な異常があるときに最初に行うこと
  • 暑い時期に冷房が使えないときの対応
  • 故障と決める前に自分で確認できる範囲
  • 修理を依頼する前に控えておく情報
  • 連絡先の選び方
  • 賃貸住宅の場合の注意点

対象読者

家庭用エアコンが動かない、冷えない・暖まらない、途中で止まる、エラー表示・ランプ点滅がある、水漏れ・異音・異臭があるなど、家庭用エアコンの不調全般に直面している方を対象とします。業務用空調設備の専門的な保守は対象に含みません。

更新日

2026年9月12日

最初にやること

  1. 発煙・焦げ臭・異常な発熱・破損など、危険な異常がないか確認する
  2. 暑い時期に冷房が使えず、室内にいることが危険ではないか確認する
  3. 電源・設定・フィルターなど、安全に確認できる範囲を確認する
  4. 型番やエラー表示、症状を控えておく
  5. 所有・設置の形態に応じた連絡先へ相談する

危険な異常があるときは使用を続けない

次のような異常がある場合は、原因を自分で確かめようとせず、使用を中止してください。

  • 焦げ臭いにおいがする
  • 煙が出ている
  • 明らかな異音がする
  • 異常な発熱がある
  • 破損している
  • 浸水した後である

このような異常があるときは、何度も再起動して様子を見ることや、自分で分解して確認することは避けてください。安全に行える範囲を超えて電源を操作する必要はありません。安全な電源の落とし方や配線・分解にかかわる対応は機種や状況によって異なるため、取扱説明書の記載やメーカー・販売店への相談を優先してください。煙や火花など火災につながるおそれがある状態では、通常の故障確認より先に、安全の確保を優先してください。

暑い時期は先に暑さから避難する

真夏など気温が高い時期に冷房が使えない場合は、故障の原因を確認するより先に、暑さから身を守ることを優先してください。

  • エアコンが使える涼しい場所へ移る
  • 室温を確認する
  • こまめに水分を補給する
  • 濡れたタオルで体を拭く、水を浴びるなど、可能な方法で体を冷やす

自力で水を飲めない、意識がはっきりしないなど、熱中症が疑われる状態のときは、この記事の範囲を超えるため、応急対応や救急要請など必要な対応を優先してください。修理業者の到着を室内で待ち続けることを前提にしないでください。

故障と決める前に確認すること

分解や配線、冷媒、室外機内部の作業を行わずに、次の範囲だけを安全に確認してください。

  • 停電していないか、住宅側のブレーカーなどに異常がないか
  • リモコンの表示や電池に明らかな問題がないか
  • 運転モードや設定温度に明らかな誤りがないか
  • フィルターや吸込口・吹出口が明らかにふさがれていないか
  • 室外機の周辺に明らかな障害物がないか
  • エラーコードやランプの点滅が出ていないか

上記で分からない場合や、機種ごとの操作方法(リセット手順やエラーコードの意味など)は、取扱説明書の「故障かな」「エラー」といった案内を確認するか、メーカー・販売店へ相談してください。

症状別に確認すること

原因を一つに断定せず、次のように症状を分けて記録しておくと、相談時に状況を伝えやすくなります。

  • 動かない
  • 冷えない・暖まらない
  • 水漏れがある
  • 異音がする
  • 異臭がする
  • エラー表示やランプの点滅がある

いずれの症状も、原因を自己判断で決めつけず、上記の「故障と決める前に確認すること」の範囲を確認したうえで、症状の内容と発生時期を控えておいてください。

修理を依頼する前に控える情報

修理先が状況を判断しやすいよう、分かる範囲で次の情報を控えておいてください。

  • メーカー名
  • 型番
  • 購入・設置時期(分かる範囲)
  • 症状の内容
  • エラーコードやランプの点滅内容
  • 症状が起きた時期
  • 異音・異臭・水漏れの有無
  • 安全な範囲で確認した内容
  • 保証書・購入記録の有無

保証書や購入記録、取扱説明書があれば、あわせて確認しておいてください。

どこへ連絡するか

自分で購入・設置したエアコンの場合は、メーカー、購入した販売店、または修理窓口へ連絡してください。保証や延長保証がある場合は、契約先を確認してください。

保証期間や修理料金、出張料などは製品や販売店、契約内容によって異なるため、この記事では固定の金額や連絡先電話番号は示しません。契約書や保証書、メーカー・販売店の案内で確認してください。

賃貸住宅の場合

エアコンが備え付け設備か、自分で購入・設置したものか、前の入居者の残置物かによって、対応が異なる場合があります。

  • 自分で購入・設置したエアコンの場合は、メーカーや販売店、修理窓口へ連絡してください。
  • 賃貸住宅の備え付け設備の場合は、自己判断で交換や大規模な修理を発注せず、賃貸借契約の内容を確認したうえで、貸主または管理会社へ連絡してください。
  • 前の入居者の残置物など扱いが分かりにくい場合は、契約内容を確認するか、管理会社へ確認してください。

故障の場合に必ず貸主が負担する、または必ず借主が負担するとは限りません。費用負担は契約内容や設置の経緯によって異なるため、契約書の確認や貸主・管理会社への相談を通じて判断してください。

修理か買い替えか迷ったときの確認軸

使用年数だけで機械的に修理か買い替えかを決めるのではなく、次のような点を確認したうえで判断してください。

  • 修理が可能かどうか
  • 修理の見積り金額
  • 保証の有無・範囲
  • 部品供給が受けられるかどうか
  • 使用年数
  • これまでの故障・再故障の状況
  • 省エネ性能など

最終的な判断は、これらの確認結果を踏まえたうえで読者自身が行ってください。

相談先

相談先は、実際に問い合わせ・修理依頼・工事の相談を行う窓口です。状況に応じて次のいずれかへ相談してください。

  • 自分で購入・設置したエアコンのメーカー・販売店・修理窓口
  • 保証や延長保証がある場合の契約先
  • 賃貸住宅の備え付け設備の場合は、貸主または管理会社

具体的な電話番号や料金は製品・契約ごとに異なるため、この記事では固定して掲載しません。契約書や製品の保証書、メーカー・販売店・管理会社の案内で確認してください。

公式リンク

制度や一次情報を確認するための公式情報源は次のとおりです。

お使いの製品固有の操作方法やエラーコードの意味については、特定のメーカーに偏らないよう、ご自身の製品のメーカー公式サポートをあわせて確認してください。

注意点

  • 分解や配線、冷媒にかかわる作業は行わないでください。
  • 危険な異常を感じたときは、使用を中止し、運転を続けないでください。
  • 暑い時期に冷房が使えないときは、室内で我慢し続けないでください。
  • 賃貸住宅の備え付け設備を、貸主や管理会社への確認なしに交換しないでください。
  • インターネット上で見つけた機種不明のリセット方法を、そのまま試さないでください。

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