トイレが詰まったときに対応する

概要

トイレが詰まって水が流れない、または水位が上がっている状態は、追加でレバーを回すとあふれてしまう可能性があります。この記事では、まず何をしてはいけないか、原因に応じて自分で対処してよいか、専門業者や管理会社へ切り替えるべきかを判断する方法を説明します。あわせて、修理業者を呼ぶ際の高額請求トラブルを避けるための注意点も扱います。

このページで分かること

  • 水位が高いときに、まずやってはいけないこと
  • 自分で対処してよいケースと、業者等へ任せるべきケース
  • ラバーカップを使った詰まりの取り方
  • 詰まりが直ったかどうかの安全な確認方法
  • 自分で直らないときの対応と、賃貸住宅での連絡先
  • 修理業者を呼ぶときの注意点と、高額請求トラブルが起きたときの相談先

対象読者

  • 家庭のトイレが突然詰まった人
  • 水を流した後、便器の水位が高くなった人
  • トイレットペーパーや便が原因と思われる人
  • ラバーカップで直せるか判断したい人
  • 自分で直らず、修理依頼を検討している人
  • 賃貸住宅で、管理会社へ連絡すべきか迷っている人

更新日

更新日:2026年9月10日

まず、もう一度水を流さない

便器の水位が高いまま、もう一度レバーを回して流さないでください。詰まった状態でさらに水を流すと、便器から水があふれる可能性があります。

水位が高い場合は、次を優先してください。

  • 追加でレバーを回さない
  • 必要に応じて止水栓を閉める
  • 便器内の水位が高いままラバーカップを押し込まない
  • 床への飛散やあふれを防ぐ準備をする

最初に確認すること

対処方法を判断する前に、次を確認してください。

  • 水位は上がっているか
  • 原因として便やトイレットペーパーが考えられるか
  • 水に溶けない異物を落としていないか
  • 賃貸住宅か持ち家か
  • トイレ以外の排水口にも異常がないか

自分で対処してよいケース・業者等へ任せるケース

原因や状況によって、自分で対処してよいかどうかが分かれます。

状況 対応の目安
便やトイレットペーパーが原因と考えられる ラバーカップによる自己対処を検討できる
スマートフォン、玩具、衛生用品、紙おむつなど、水に溶けない異物を落とした、またはその疑いがある 無理に押し流さず、自己対処を進めない
原因が分からない 自己対処を急がず、状況を整理する
ラバーカップを数回試しても改善しない 自己対処を中止し、専門業者への切り替えを検討する
一度直っても繰り返し詰まる 専門業者への切り替えを検討する
トイレ以外の排水にも異常がある 専門業者への切り替えを検討する
便器や排水管の破損が疑われる 専門業者への切り替えを検討する
自分での作業に不安がある 無理に自己対処を進めない

異物を落とした場合やその疑いがある場合は、ラバーカップを使うことで異物が奥へ移動するおそれがあります。異物が原因と考えられる、または原因が分からない場合は、ラバーカップを一律に使わず、無理に押し流さないようにしてください。

ラバーカップで詰まりを取る手順

便やトイレットペーパーが原因と考えられる場合は、次の手順でラバーカップを使用できます。

  1. 温水洗浄便座などがある場合は、電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める
  3. 床や便器周辺を養生する
  4. 水位が高すぎる場合は、水を減らす
  5. ラバーカップのゴム部分が水に浸かる程度の水位を確保する
  6. ラバーカップを排水口へ密着させる
  7. ゆっくり押し、すばやく引く
  8. 数回繰り返す
  9. 原因物が戻ってきた場合は、手袋などをつけて回収する

ラバーカップは、強く押し込む力ではなく、引くときの吸引力で詰まりを取る道具です。押し込むことを主な動作にしないでください。

詰まりが直ったか確認する

詰まりが解消したかどうかは、レバーで一気に流して確認しないでください。バケツなどから少量の水をゆっくり流し、正常に排水されるかを確認します。問題がなければ、通常どおり使用を再開できます。

自分で直らないとき

次のいずれかに当てはまる場合は、自己対処を中止し、水道工事店などの専門業者へ点検を依頼してください。

  • 水に溶けない異物を落とした、またはその疑いがある
  • 原因が分からない
  • ラバーカップを数回試しても改善しない
  • 一度直っても繰り返し詰まる
  • トイレ以外の排水にも異常がある
  • 便器や排水管の破損が疑われる
  • 自分での作業に不安がある

依頼先の業者が分からない場合、自治体の指定水道工事業者などを確認する方法があります。ただし、確認方法や案内の窓口は自治体によって異なるため、この記事では特定の窓口やリンクを固定して案内しません。お住まいの自治体で確認してください。

賃貸住宅の場合

賃貸住宅では、自分の判断で便器の脱着や高額な修理を契約する前に、契約内容や緊急連絡先を確認し、大家や管理会社などへ連絡してください。無断で大きな工事や便器交換などを進めないようにしてください。

修理業者を呼ぶときの注意

修理業者へ依頼する場合は、次の点に注意してください。

  • 広告に表示された「〇〇円〜」などの金額だけで依頼を決めない
  • 出張費、見積費用、作業内容、追加料金の条件を確認する
  • 想定外の高額作業をその場で急いで承諾しない
  • 不安をあおられたり、次々に高額作業を提案されたりした場合は、作業を中断する、または断る選択肢がある

高額請求などのトラブルになったとき

請求額や作業内容に納得できない場合は、その場で無理に判断せず、支払いを求められても納得できない旨を伝え、消費生活センターなどへ相談してください。

広告表示額と実際の請求額が大きく異なる場合など、状況によってはクーリング・オフが適用できる可能性があります。ただし、個別の契約に適用できるかどうかは、この記事だけでは判断できません。トラブルが生じた場合は、消費生活センターなどへ相談してください。

やってはいけないこと

  • 詰まったまま何度もレバーを回す
  • 異物を無理に奥へ押し込む
  • 便器を自己判断で分解する
  • 根拠なく熱湯や強い薬剤を使う、または薬剤を混ぜて使う
  • 焦って高額な追加作業をその場で即決する

チェックリスト

相談先

  • 水道工事店:排水の詰まりが自分で解消できない場合や、点検・修理を依頼したい場合の依頼先です。依頼先が分からない場合は、お住まいの自治体で指定水道工事業者などの案内を確認してください。
  • 賃貸住宅の管理会社・大家:賃貸住宅で、自己判断による修理や契約を進める前に、契約内容や緊急連絡先を確認するための連絡先です。
  • 消費生活センターなど:修理業者からの高額請求や、契約内容に納得できないトラブルが生じた場合の相談先です。

公式情報