ガス漏れが疑われるときに対応する

概要

家庭などで「ガス臭い」と感じたときや、ガス警報器が作動したときは、まず火を使わず、換気扇や電灯などのスイッチにも触れないようにします。そのうえで、安全を損なわない範囲で窓や戸を開け、器具栓・ガス栓・メーターガス栓などを閉め、契約しているガス事業者またはLPガス販売事業者へすぐに連絡します。

危険を感じる場合は、無理に窓を開けたり栓を閉めたりせず、安全な場所へ避難することを優先します。すでに火災が発生している場合や、火災警報器が鳴っている場合は、通常のガス漏れ連絡とは切り替えて119番へ通報します。

このページでは、ガス漏れが疑われる状況で最初に取るべき安全行動と、連絡先の確認方法を中心に案内します。ガスの性質や制度の詳しい解説は扱いません。

このページで分かること

  • ガス臭いと感じたとき、最初にすること
  • やってはいけないこと
  • 室内・屋外など状況別の対応
  • どこへ連絡するか
  • ガスを再び使う前に確認すること

対象読者

自宅や建物内、またはその周辺でガス臭を感じた人、ガス警報器が作動した人を対象とします。都市ガス・LPガスのどちらであるかは問いません。

更新日

2026年9月6日

最初にやること

ガス臭いと感じたとき、またはガス警報器が作動したときは、次の順に行動します。

  1. 火を使わない。ライター、マッチ、たばこ、ガスコンロなど、火気となるものを使いません。
  2. 換気扇や電灯などの電気スイッチに触れない。すでにONになっているものを消すことも含め、スイッチの操作をしません。
  3. 安全を損なわない範囲で、窓や戸を開けます。
  4. 安全を損なわない範囲で、器具栓・ガス栓・メーターガス栓などを閉めます。
  5. 契約しているガス事業者、LPガス販売事業者または保安機関の緊急連絡先へ連絡します。

危険を感じる場合は、3・4を無理に行わず、先に安全な場所へ避難してください。

絶対にしないこと

次の行動は行いません。

  • ライター、マッチ、たばこなど、火気となるものを使うこと
  • ガスコンロなどに点火すること
  • 換気扇のスイッチを操作すること(ONにすることだけでなく、OFFにすることも含みます)
  • 電灯などのスイッチを操作すること(ONにすることだけでなく、OFFにすることも含みます)
  • 原因となっている場所を探すために、ガス臭い場所へ入っていくこと
  • ガス臭がある状態で、ガスメーターの復帰操作をすること

スイッチは、すでについているものを消す操作も、スイッチ操作時の火花が着火源になる可能性があるため行いません。「換気のためだから」「電気を消すためだから」という理由であっても、スイッチには触れません。

ガス漏れが疑われるときの流れ

ガス漏れが疑われるときは、次のような流れで対応します。ただし、これは危険を感じない場合の一つの目安であり、危険を感じたときは、この順序よりも避難を優先してください。

  1. 火気を使わないようにする。
  2. 換気扇や電灯などのスイッチには触れないようにする。
  3. 安全を損なわない範囲で、窓や戸を開ける。
  4. 安全を損なわない範囲で、器具栓・ガス栓・メーターガス栓などを閉める。
  5. ガス事業者、LPガス販売事業者または保安機関の緊急連絡先へ連絡する。
  6. 危険を感じる場合は、その場を離れ、安全な場所へ避難する。
  7. すでに火災が発生している場合、または火災警報器が鳴っている場合は、119番へ通報する。

窓を開けたりガス栓を閉めたりするために、危険な場所へ戻ることはしません。安全にできる範囲で行い、できない場合は連絡・避難を優先します。

状況別

室内でガス臭い、または警報器が鳴った場合

  • 火気を使いません。
  • 換気扇や電灯などのスイッチに触れません。
  • 安全を損なわない範囲で窓や戸を開けます。
  • 安全にできる範囲でガス栓などを閉めます。
  • ガス事業者などへ連絡します。
  • 危険を感じる場合は避難します。

屋外でガス臭い場合

  • ガス臭い場所には近づきません。
  • 火気を近づけません。
  • 屋外側にガス臭がある場合、室内へガスが入らないよう、窓や戸を閉めます。「室内で臭う場合は窓を開ける」という対応をそのまま当てはめるわけではないため、屋外と室内で扱いが異なることに注意してください。
  • ガス事業者などへ連絡します。
  • 原因となっている箇所を自分で探すことはしません。

ガスが止まっていて、ガス臭もある場合

ガスが止まっている状態であっても、ガス臭がある場合は、ガスメーターの復帰操作を行いません。ガス事業者などへ連絡し、対応を確認します。

すでに火災や爆発などが発生している場合

すでに火災が発生している場合、または火災警報器が鳴っている場合は、通常のガス漏れ連絡とは区別し、安全の確保・避難を優先したうえで119番へ通報します。詳しい消火・避難の手順は、このページの対象範囲ではありません。

連絡先を確認する

連絡先の電話番号は、地域や契約しているガス事業者・LPガス販売事業者によって異なります。全国共通の番号として、このページでは特定の電話番号を掲載しません。

次の場所で、契約先の緊急連絡先を確認できます。

  • 検針票
  • 契約時の書面
  • ガス事業者・LPガス販売事業者の公式サイト
  • ガスメーター周辺の表示

安全を確保したうえで連絡先を確認するときは、次の内容を確認します。

  • 自分のガスが都市ガスかLPガスか
  • 契約しているガス事業者またはLPガス販売事業者
  • ガス漏れ・保安用の緊急連絡先
  • 24時間対応の窓口があるか
  • 耳や言葉に不自由がある場合の代替連絡手段

連絡する際は、氏名・住所・付近の目標物・その場の状況を簡潔に伝えます。

ガスを再び使う前に

次のいずれかに当てはまる場合は、自己判断でガス機器を再点火したり、ガスメーターの復帰操作をしたりしません。

  • ガス臭が残っている場合
  • 原因が分かっていない場合
  • ガス事業者などから使用再開についての案内を受けていない場合

ガスを再び使ってよいかどうかは、ガス事業者などの案内や点検の結果に従います。ガスメーターの復帰操作の詳しい手順は、このページの対象範囲ではありません。

注意点

  • 屋外でガス臭がある場合は、室内へガスを入れないよう窓や戸を閉めます。室内でガス臭がある場合の「窓を開ける」対応とは扱いが異なります。
  • 原因を確かめるために、ガス臭い場所へ自分から入っていくことはしません。
  • ガスメーターの復帰操作と、ガス漏れが疑われるときの対応は別のものです。ガス臭があるときは復帰操作を行わず、ガス事業者などへ連絡してください。
  • ガス事業者・LPガス販売事業者の連絡先は、地域や契約先によって異なります。このページに掲載した確認方法に沿って、契約先の連絡先を確認してください。

チェックリスト

公式リンク