引っ越しで固定電話の移転・変更手続きをする

概要

固定電話は、契約している事業者やサービスの種類によって、引っ越し時の移転手続きが異なります。「固定電話」とひとくくりにしても、NTTの加入電話、光回線とセットになった電話、モバイル網を使う固定電話型サービスなど、方式や申込先はさまざまです。引っ越し後も同じ電話を使いたい場合は、まず自分が契約している事業者とサービス名を確認したうえで、電話番号を引き継げるか、工事や機器の交換が必要かを申込み時に確認していく必要があります。このページでは、事業者ごとの細かな違いに立ち入らず、どの固定電話サービスを使っている読者にも共通する確認の順序を案内します。

このページで分かること

  • 固定電話の引っ越し手続きで最初に確認すべきこと
  • 契約している固定電話の種類によって手続きが変わること
  • 電話番号を引き継げるかどうかの確認方法
  • 移転・住所変更の申込みで準備する情報
  • 手続き全体の流れ
  • 工事や機器の交換で確認すべきこと
  • 開通後に確認すべきこと

対象読者

このページは、引っ越し後も現在契約している固定電話を使い続けたい人を対象としています。契約している事業者やサービス名がはっきりしない人、電話番号を引き継げるか知りたい人、光回線などとセットで固定電話を契約していて、どの手続きをすればよいか迷っている人にも役立ちます。法人が利用するビジネスフォンや構内交換機(PBX)などの事業用設備は、このページの対象には含みません。

更新日

2026年8月24日

最初にやること

最初に、現在使っている固定電話の契約事業者とサービス名を確認します。固定電話には、NTTの加入電話、光回線を使う電話、モバイル網を使う固定電話型サービスなどがあり、同じ「固定電話」という呼び方でも、申込先や工事の要否、電話番号の扱いが一致しません。契約事業者とサービス名が分からないまま手続き先を探すと、遠回りになったり、誤った窓口に問い合わせてしまったりすることがあります。

契約事業者・サービス名は、次のようなもので確認できます。

  • 電話料金や利用明細の請求書
  • 契約時に届いた契約書・開通案内
  • 契約事業者のマイページ
  • 利用しているインターネット回線の契約内容(セット契約の場合)
  • どうしても分からない場合は、現在料金を支払っている事業者へ確認する

最初に確認すること

引っ越しの手続きを進める前に、次の10項目を確認します。

  1. 契約事業者名
  2. サービス名
  3. 現在の電話番号
  4. 契約者名義
  5. 現住所
  6. 新住所
  7. 引っ越し日
  8. 旧住所での最終利用希望日
  9. 新住所での利用開始希望日
  10. インターネット回線等とのセット契約の有無

固定電話の種類・契約によって手続きが変わる

固定電話は、契約している方式によって引っ越し時の手続きが異なります。少なくとも、次の違いを見分けておく必要があります。

加入電話等 NTT東日本・NTT西日本が提供する従来型の加入電話です。電話回線そのものの移転手続きが必要になります。

光回線一体型 光回線を使った電話サービスです。電話だけでなく、契約しているインターネット回線側の引っ越し手続きと合わせて確認する必要があります。電話だけの住所変更では完了しない場合があります。

モバイル網等を使う固定電話型サービス モバイル通信網を使って固定電話番号での発着信ができるサービスです。住所変更の手続きや、専用機器の扱いが必要になる場合があります。

契約不明 契約している固定電話サービスがどれに当たるか分からない場合は、請求書や契約書、マイページ、インターネット回線の契約内容から確認します。

技術的な仕組みの詳細に立ち入る必要はありません。まずは自分の契約がどの区分に近いかを見分けることが目的です。

電話番号を引き継げるか確認する

現在の電話番号を引っ越し先でも引き継げるかどうかは、現在の番号、移転先、契約しているサービス、設備・提供条件などによって異なるため、この記事だけでは断定できません。同一市区町村内の引っ越しであっても、番号が変わる場合があります。「近距離の引っ越しなら番号は変わらない」「同じ事業者なら必ず番号を維持できる」と自己判断せず、移転・住所変更の申込み時に契約事業者へ確認してください。

電話番号が変わる場合に備えて、次の点も確認しておくと安心です。

  • 旧番号から新番号への案内サービスの有無
  • 電話番号を連絡先として登録している金融機関や各種サービスなどへの変更連絡が必要かどうか

申込みで準備する情報

移転・住所変更の申込みでは、次の10項目の準備が必要になることが多いです。

  1. 現在の電話番号または契約を特定できる番号
  2. 契約者名義
  3. 現在の設置場所
  4. 新しい設置場所
  5. 契約者住所(設置場所と異なる場合)
  6. 旧住所での利用終了希望日
  7. 新住所での利用開始希望日
  8. 工事希望日
  9. 連絡先
  10. 支払方法・契約情報等、事業者から確認を求められる情報

本人確認書類が必要かどうかは、申込方法や契約事業者によって異なります。一律に必須とは限らないため、申込み時に確認してください。

手続きの流れ

固定電話の引っ越し手続きは、次の流れで進みます。

  1. 契約事業者とサービス名を確認する
  2. 新住所を確定する
  3. 新住所で現在のサービスを利用できるか確認する
  4. 電話番号を継続できるか確認する
  5. 旧住所の利用終了希望日を決める
  6. 新住所の利用開始希望日を決める
  7. 契約事業者の引っ越し・移転窓口を確認する
  8. 移転・住所変更を申し込む
  9. 工事の有無と工事日を確認する
  10. 機器の持参・交換・返却方法を確認する
  11. 電話番号が変わる場合の案内方法を確認する
  12. 旧住所側の利用終了・撤去等を行う
  13. 新住所側の工事・接続・機器設定等を行う
  14. 開通後に発信・着信・番号・付加サービス・請求を確認する

工事・機器について確認すること

固定電話の移転では、工事や機器の扱いについても確認が必要です。少なくとも次の項目を確認してください。

  1. 工事の有無
  2. 訪問工事の有無
  3. 立会いの要否
  4. 工事日
  5. 電話機の扱い
  6. 専用機器(アダプタ、ホームゲートウェイなど)の持参・交換・返却
  7. 建物の設備・管理者への確認の要否
  8. 開通後の接続確認

工事は必ず訪問工事になるとは限らず、局内工事などで済む場合もあります。逆に、工事が一切不要とも限りません。機器についても、そのまま新居へ持っていける場合と、交換・返却が必要な場合があるため、契約事業者の案内に沿って個別に確認してください。

期限・いつまでに

固定電話の移転申込みには、全国・全事業者で共通する法定期限や統一された期限はありません。引っ越し日と新住所が決まったら、契約事業者の案内を確認し、早めに申し込むことをおすすめします。工事の予約や回線の切替えを伴うサービスでは、手続きに時間がかかる場合があります。

「○日前までに申し込む」といった具体的な目安は、事業者やサービスによって異なるため、この記事では全事業者共通の期限として示しません。具体的な申込目安は、契約している事業者の公式案内で確認してください。

引っ越しの直前になってしまった場合でも、諦めずに希望日と新住所を契約事業者へ伝え、対応できる最短の方法を確認してください。

状況別

A.NTT東日本・NTT西日本の加入電話等を使っている

契約中のサービスを確認し、該当する移転手続きへ進みます。電話番号を継続できるか、工事が必要か、いつから利用を開始できるかを確認してください。

B.ひかり電話など光回線とセットの電話を使っている

電話だけでなく、契約しているインターネット回線の引っ越し手続きとの一体性を確認してください。電話単体の手続きでは完了しない場合があります。

C.ホームプラス電話・おうちのでんわ等の固定電話型サービスを使っている

住所変更手続き、専用機器の扱い、提供エリア、電話番号の継続可否を契約事業者へ確認してください。

D.契約している固定電話サービスが分からない

請求書、契約書、マイページ、利用しているインターネット回線の契約内容などから確認してください。

E.同じ電話番号を使い続けたい

申込みの前後で、電話番号を継続できるかを確認してください。継続できると自己判断しないでください。

F.電話番号が変わる

旧番号から新番号への案内サービスの有無、電話番号を登録している先への変更連絡などを確認してください。

G.旧居と新居で利用期間を重ねたい

対応できるかどうか、可能な期間、条件は事業者によって異なります。希望する利用日を伝えたうえで確認してください。

H.新居で訪問工事が必要と言われた

立会いが必要かどうか、電話機などの準備、工事の日時、建物側での手続きの要否を確認してください。

I.新居では現在のサービスを利用できない

代替サービス、新規契約、解約・休止などの選択肢を契約事業者へ確認してください。このページでは特定のサービスへの乗り換えを案内しません。

J.固定電話をやめる予定である

このページは移転申込みを前提とした案内が主目的のため、解約や利用休止の手続きについては契約事業者へ直接確認してください。

申込み後に確認すること

移転・住所変更を申し込んだあとは、次の10項目を確認します。

  1. 受付が完了したこと
  2. 登録された新住所
  3. 旧住所の利用終了日
  4. 新住所の利用開始日
  5. 電話番号
  6. 工事日時
  7. 立会いの要否
  8. 機器の対応方法
  9. 追加の連絡・書類の要否
  10. 費用・請求の確認先

判断できない場合

次のような場合は、推測で決めず、何を、なぜ、どこで確認するかを整理したうえで、契約事業者に問い合わせてください。

  1. 契約事業者が分からない場合は、請求書・契約書・マイページで確認します。
  2. サービス名が分からない場合は、契約事業者の窓口で確認します。
  3. 固定電話と光回線が別契約か分からない場合は、契約書やマイページで契約単位を確認します。
  4. 現在の電話番号を継続できるか分からない場合は、移転申込み時に契約事業者へ確認します。
  5. 新住所が提供エリアか分からない場合は、契約事業者へ新住所を伝えて確認します。
  6. どの窓口から申し込むか分からない場合は、契約事業者の引っ越し・移転窓口を確認します。
  7. いつ申し込めばよいか分からない場合は、契約事業者の公式案内で申込目安を確認します。
  8. 旧住所の利用終了日をどう決めるか分からない場合は、希望日を契約事業者に伝えて調整可能かを確認します。
  9. 新住所の利用開始日をどう決めるか分からない場合は、希望日を契約事業者に伝えて調整可能かを確認します。
  10. 旧居と新居で一時的に両方使えるか分からない場合は、対応可否と条件を契約事業者へ確認します。
  11. 訪問工事が必要か分からない場合は、契約事業者へ設備状況とあわせて確認します。
  12. 立会いが必要か分からない場合は、工事予約時に契約事業者へ確認します。
  13. 電話機をそのまま使えるか分からない場合は、契約事業者へ機種・方式を伝えて確認します。
  14. 専用機器を持っていくか返却するか分からない場合は、契約事業者へ機器の扱いを確認します。
  15. 費用がかかるか分からない場合は、契約事業者へ工事・移転にかかる費用を確認します。
  16. オプションサービスが継続されるか分からない場合は、契約事業者へ個別に確認します。
  17. 支払方法が引き継がれるか分からない場合は、契約事業者へ確認します。
  18. 現在のサービスが新住所で使えない場合にどうするか分からない場合は、契約事業者へ代替方法を確認します。

注意点

  1. 固定電話の契約事業者はNTTとは限りません。
  2. 同じ事業者でも、サービスごとに手続きが異なる場合があります。
  3. 光回線一体型は、回線側の移転手続きが必要になることがあります。
  4. 同じ市区町村内の引っ越しでも、電話番号が変わる場合があります。
  5. 電話番号を継続できるかどうかを、住所だけで自己判断しないでください。
  6. 新住所で現在のサービスを提供できない場合があります。
  7. 工事の予約が必要な場合があります。
  8. 訪問工事の有無は、設備の状況などによって変わります。
  9. 立会いが必要かどうかは、事前に確認してください。
  10. 専用機器を勝手に新居へ移して使えるとは限りません。
  11. 交換・返却が必要な機器がある場合があります。
  12. 電話番号が変わる場合、登録先への変更連絡が必要になることがあります。
  13. 旧番号から新番号への案内サービスがあるかどうかを確認してください。
  14. オプションサービスが自動的に継続されるとは限りません。
  15. 支払方法や請求の扱いが変わる場合があります。
  16. 新居で開通する前に、旧契約を独断で解約しないでください。
  17. INSネットのように、通常の移転受付を終了しているサービスがあります。
  18. 料金、受付方法、受付時間、提供条件は、最新の公式情報で確認してください。

よくある間違い

  1. 「固定電話ならNTTへ連絡すればよい」→ まず契約事業者・サービスを確認します。
  2. 「電話機を新居へ持っていけば使える」→ 住所変更や移転手続きが必要なサービスがあります。
  3. 「同じ市内なら番号は変わらない」→ 同一市区町村内でも変わる場合があります。
  4. 「同じ事業者なら番号は必ず同じ」→ 番号継続の条件は別途確認が必要です。
  5. 「番号が変わるかは引っ越してから分かる」→ 申込み時に確認できる場合があります。
  6. 「光電話も電話だけ移転すればよい」→ 回線の引っ越し手続きと一体の場合があります。
  7. 「新住所ならどの固定電話サービスでも使える」→ 提供エリアや設備条件があります。
  8. 「工事は必ず訪問工事」→ 局内工事などで済む場合もあります。
  9. 「工事は必ず不要」→ 訪問工事などが必要な場合もあります。
  10. 「機器は全部そのまま持っていく」→ 交換・返却の指示がある場合があります。
  11. 「機器は全部返却する」→ サービスごとに扱いが異なります。
  12. 「旧居の電話は申込み直後に止まる」→ 利用終了希望日などを調整する場合があります。
  13. 「旧居と新居の両方で絶対使えない」→ 条件により重複利用を調整できる場合があります。
  14. 「旧居と新居で必ず同時利用できる」→ 条件・期間は事業者への確認が必要です。
  15. 「オプションは必ず自動継続」→ 再申込みや設定確認が必要な場合があります。
  16. 「支払方法は必ずそのまま」→ 移転の条件によって確認が必要です。
  17. 「引っ越し前に解約してから新居で申し込む」→ 番号継続などへ影響し得るため、先に移転・乗換えの条件を確認します。
  18. 「料金や申込期限は全国共通」→ 事業者、サービス、工事条件などによって異なります。

チェックリスト

契約確認

新住所・番号

日程

申込み

工事・機器

開通後

相談先

固定電話の移転・住所変更については、現在契約している固定電話事業者の引っ越し・移転窓口へ相談してください。光回線などとセットで契約している場合は、契約しているインターネット回線事業者・プロバイダの引っ越し窓口もあわせて確認してください。

契約先が分からない場合は、請求元や利用明細、契約書に記載されている事業者名から確認してください。

公式情報

  • NTT東日本「電話のお引越しの手続き」
  • NTT東日本「お引越しの際の注意事項」
  • NTT西日本「お引越し・移転のお手続き」
  • NTT西日本「電話サービスの各種お手続き」
  • KDDI「ホームプラス電話」
  • au「auひかり:お引っ越しお手続き」
  • SoftBank「おうちのでんわ お引っ越しの手続き」
  • SoftBank「SoftBank 光 引っ越しの手続き」

公式情報を確認する

手続き方法、受付条件、必要事項は契約先・地域・サービスによって異なります。実際に手続きを進めるときは、契約先または担当窓口の公式案内を確認してください。

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